フロントガラスが凍結する原因は、放射冷却です。
昼間、お日様の熱で地面は温められます。
その地面の熱が放出され気温が下がることを放射冷却と言います。
地面から熱を放出した時に地面が冷えていくのはもちろん周りの空気も一緒に冷やされていくため気温が下がります。
その為、夜にお天気が良い場合は、放出した熱が何にも遮断されないため一層気温が下がります。
下がった際の温度差で霜を発生させ窓を凍結させます。
雪が降っている時などにフロントガラスの凍結が少ないのは地面からの温かい空気が雲などによって遮られたり吸収されることにより温度が下がりにくいためです。
もくじ
フロントガラスの凍結を溶かす方法
溶かす方法
・解凍スプレーをかける
・ウォッシャー液(冬仕様)で溶かす
・エタノールで溶かす
・暖気運転を行う
が、考えられます。
・スノーブラシ・スクレーパーでガリガリする
急いでいる時にやむなくガリガリするのですが、結構時間がかかります。
運転席前だけ、ガリガリするのでは運転に支障がでるので全体をガリガリしなければならないのですが意外と時間がかかり手間がかかります。
その名も
— zɥ ǝuıɹɐʇɐʇ (@HerutsuTatarine) 2020年12月17日
_人人人人人人_
>スノーブラシ<
 ̄YYYYYY ̄
ブラシ部分がスポンジタイプもあるよ。反対側のTプラ部分は窓ガラス用だけれど基本的に使ってる人見たことないよ。
雪落としてる間にデフロスターしておけばガラスの氷は溶けるさ。 https://t.co/tdh4fFNUv1 pic.twitter.com/GoQ12bC8iD
・解氷スプレーを吹き付ける
とても簡単で早い方法でおススメです。
ですが、市販のスプレーを使えばコストがかかります。
思ったよりもすぐにスプレーがなくなってしまうので沢山買っておいた方が安心です。
いざという時にスプレーがないのは切ないものです…。
これですぐに解凍!
・ウォッシャー液(冬使用)で溶かす
凍結しないタイプのウォッシャー液をかけ、溶かします。
ウォッシャー液がないからとお湯をかけるのは絶対にやめてください。
温度差により窓が破損してしまいます。
また、必ず冬仕様のウォッシャー液を使ってください。
普通の物を使うと凍ってしまう場合があります。
また、冬仕様のウォッシャー液であれば運転してる最中でもかけながらワイパーを動かすことで凍結しそうなフロントガラスを溶かすことができます。
北海道では、必需品です。
・エタノールで溶かす
エタノールも解答スプレーやウォッシャー液等と同じでふきかけて使用します。
ウォッシャー液の成分は、エタノールと界面活性剤です。
なのでエタノールでも代用可能です。
・暖気運転を行う
時間があるのであれば、運転する少し前にエンジンをかけ暖気運転を行う事でフロントガラスの凍結を解消しましょう。
エンジンスターターがあれば、外にでなくてもエンジンをかける事ができるので事前に溶かすことができ便利です。
フランとガラスが凍結している時の注意点
フロントガラスが凍結している時にワイパーを稼働させると故障の原因です。
ワイパーも凍結していることがあります。
無理やり稼働させると故障の原因になります。
カーウィンドウも凍っているときがあるのである程度、車が温まるまではウィンドウを下げないようにしてください。
夜勤終了。車のフロントガラス凍結❄️
— satai (@satai72) 2020年12月15日
酒買わないで帰ります🚗 pic.twitter.com/e7siIflZBD
これでは、前がまったく見えませんよね。
このタイミングでワイパーをオンにしても動かない場合があるので注意です!!
フロントガラスを凍結させない予防と対策
フロントガラスを凍結させないように予防できればいいですよね。
考えられる予防対策は
①フロントガラスの油膜を取る
②フロントガラスに撥水剤を塗布する
③フロントガラスに凍結予防のためのカバーやシートをする
④車庫やガレージなど屋根のあるところに駐車する
①フロントガラスの油膜を取る
フロントガラスが、汚れていることで凍結しやすくなります。
汚れだけでなく、油膜をきれいに落としておくことで凍結しにくいフロントガラスになります。
通常0度以下で氷っていく水ですが、水以外の物が混ざっていると0度以下になっていなくても凍結してしまうことがあります。
油膜は、ただ拭くだけではなかなかとれない事もありますので市販の油膜取りを利用しましょう。
ガラコには、霜や雪の固着を防ぐ効果もあり…なので、梅雨の時期だけでなく冬場もメンテナンスをしておくといいですよ!
— ソフト99コーポレーション【公式】 (@SOFT99_PR) 2020年12月23日
ガラコぬりぬりの前の「油膜取り」で撥水具合もモチもだいぶ変わってきます…!
簡単油膜取り術はこちらのブログでcheckしてください◎⇒https://t.co/QHJFi3QgvJ pic.twitter.com/qMS0aMF7uE
油膜とりをすると、思っていたよりも視界良好になり、そんなについていたのか…と驚愕なことありますよね。
②フロントガラスに撥水剤を塗布する
撥水剤を塗ることで、窓に水滴がつきにくくなります。
また、凍結したフロントガラスを溶かすのも早くなります。
撥水剤を利用する前には、まず油膜をとってから撥水材を利用するといいですね。
油膜がついたまま塗っても効きめ、半減です。
③フロントガラスの凍結防止のカバーやシートをする
凍結防止のシートをフロントガラスを覆い隠すように使うことで予防になります。
フロントガラス全体を覆うことができれば、専用のものでなくても効果はあります。
積雪の多い地域や、かなり気温が下がったときなど専用ではないもの(例えばバスタオルや毛布など)を使ってしまうと、それ自体が凍ってしまいます。
凍結することで張り付いてしまいますので気をつけてください。
凍結防止カバー・シートにも利用方法に種類があるのでお好みで選んでください。
雪降ってます😓車のフロントガラスにシートを被せて凍結防止と雪降ろしの時間短縮です😃 pic.twitter.com/8F1hgkX029
— ふーちゃん🍒🍐🍎 🍏 (@kurukuru2315) 2020年12月14日
そうですね!シートをはがせば雪も落とせる一石二鳥。朝の時短に良さそうです。
④車庫やガレージなど屋根のあるところに駐車する
フロントガラスの凍結を防ぐためにも、少しでもあたたかい場所に駐車すること、雪がつかないことで凍結予防になります。
まとめ
冬の朝は、すぐに車を運転したくてもなかなかできません。
暖気運転に雪下ろし、そしてフロントガラスの凍結解消と色々やることがあります。
少しでも時短になるよう、紹介した予防対策・解凍方法を試してみてください。
時間がなくても、前が見えないままの運転は危険ですからね。
スターターで暖気して、フロントガラスは溶けて視界良好。
よし出発と運転したところ、車の屋根の雪を降ろさずに勢いよく発車し、一斉に雪がフロントガラスに落ちてきて前が見えなくなる経験をしたことがあります…。
走れば、雪なんて落ちるさ!なんて考えずにしっかり雪下ろし、窓の解凍を行いましょう~
雪爆弾にご注意を‼️
— いわてTSUNAMIメモリアル【公式】 (@shinsai_densyo) 2020年12月22日
雪の日が続き、岩手県沿岸南部でもルーフに雪を乗せたまま走るクルマを見かけます。この雪が高速走行で落下、後続車のフロントガラスを直撃し運転手の視界を一瞬で奪う「雪爆弾」はたいへん危険です。前のクルマが雪のっけてたら要注意‼️ pic.twitter.com/fpyyj9AJq7
自分だけでなく、「雪爆弾」で自分以外の人に迷惑をかけてしまうこともあるんですね。
皆さんも、安全運転で冬を乗り切りましょう。
blue-sky-liberty.hatenablog.com